生物学的製剤投与、これは一種の賭け。。。

昨日の注射の話を経て、
色々調べてみたところ、先生の言っていた自宅での注射とは生物学的製剤の投与開始の事と言う事がわかった。

膠原病、リウマチは80年代までの傷みの緩和(実質無治療)から、90年代のステロイド、免疫抑制剤治療が登場し、2000年後半からの生物学的製剤登場で革命的な進歩を遂げていて、寛容になる確率が上がっているらしい。

現在、生物学的製剤を利用しているのはリウマチ患者全体の30%との事。

愛娘は発症から3ヶ月でその上位30%に入った事を意味するのだろうか。

調べると色んな事がわかった。
生物学的製剤も日本で認可されているものは複数種類があり、
3割負担で、月2-4万円程度の医療費負担らしい。
愛娘の場合はまだ幼児なので、
負担費用は500円だから費用面は今は気にする必要はない。

下記が生物学的製剤の主な種類と特徴。

■レミケード
増量、減量、間隔を縮めることが可能、リウマトレックスの併用が必須、tnfの作用抑える。
■エンブレル
安価、利用者多い、一定条件で自宅注射が可能、リウマトレックスの併用が可能、tnf.の作用抑える。
■ヒャミラ
リウマトレックスの併用が可能、tnf.の作用抑える。
■アクテムラ
強力、感染症自覚症状が希薄に、il6の作用抑える。
■オレンシア
t細胞を抑える。根本的治療に近い。
■シンポニー
Tnf.を抑える、投与が最も簡単、増量減量可能。
■シムジア
2013年発売、tnf.抑える。

ただ、副作用が怖い。
特に重症感染症に注意が必要。

ニューモスティス肺炎、細菌性肺炎、結核などに注意する。
前2肺炎は普通ではかからない病気だが、免疫抑制下では致命傷になるとの恐ろしい鬼才が。
この確率は高くなさそうな記載があるが、頻度がわからない事が怖い。
投与前のスクリーニング検査が重要で
まさに今、その検査の真っ最中ということなのだろう。

ニューモスティス肺炎などはいわゆる日和見感染症と言われ、
細菌、カビなどが原因になったり、モトモト健康な人の中には保菌状態だったりするらしい。
蓄濃持ちは注意が必要らしいが、
愛娘は蓄濃持ちだから余計に恐ろしい。
鼻腔に悪い菌がたまりやすいからとのこと。

日和見感染症ってAIDS患者で聞いた事があるが、
よく考えると強力な免疫抑制状態ということはAIDS発症の免疫不全と同じ状態ということではないだろうか。。

ただ、内蔵に影があると言われたレントゲンの結果を鑑みると待った無しの状態かもしれない。。

これは判断するにはあまりに重い。。
良くなって欲しいけど、
命の危険も考えなければならないとは。。

生物学的製剤は一種の賭けですが、
愛娘の命は一つしかない。。
今日の病院での様子は元気な6歳児と変わらない様子だった。

今日はまた眠れない夜になりそうです。

コメントを残す